出だしで躓く

出だし以外は躓かない

助けない

 手出しをしないという強い気持ちで友達が鬱で荒れているのを見守った。他の友達がなだめてくれて、事態は収束したようだ。出来ないこと・やりたくないことはやらない。その一歩を踏み出したように思う。助けられるわけないのに手を差し伸べるのは私の悪い癖だった。ずっと同じサポートができないなら初めから関わらない方がいいに決まってる。発展途上国への支援問題を思い出す。その場しのぎの支援は現状をかき乱して終わるだけ。ほんの少し死期を遅らせるに過ぎないこともある。サポートを継続して出来なければただの気まぐれな優しさであり、それはとても残酷なものだ。

 カンボジアに学校を作るだけ作って、教師や制服や文房具は手配しなかったから学校を開くことができず、結局その校舎は放置されている話を思い出す。これもすごく残酷だな。目立つことだけやればいいってものじゃないよね。

 

 今までより回復が遅くなっている実感がある。明日もなんとなく生きよう。