出だしで躓く

出だし以外は躓かない

こわい

 正直、学校に戻るのは恐い。登校するためには何かを諦めなければならない、と思う。何を?

 それまでの日々を思い出している。課題に追われて3時間しか眠れなくても、作品が出来上がる方が嬉しかった。学校へ行くことが楽しかった。友達に会いたかった。朝起きてキツイなぁと思っても、友達に会うためなら行けた。何故?なぜ今はそうではないんだろう。

 なんというか、「戻る」という感覚はたぶん違うんだろうな。もうあれには戻れない。戻ったらまた鬱になるだけだ。変わらなきゃいけないんだ。また元に戻るのは恐い。戻らなければいいんだ。何かに合わせすぎるのをやめて、自分の言いたいことを言って、やりたいことをやる。そう変われれば。

 何はともあれ、キツくなったらすぐ帰るぞ。