出だしで躓く

出だし以外は躓かない

神経質と安心

  昨日は帰宅したあと家で就活の書類を書くなどの作業をした。家では集中できないからだいたい外で済ませていたのだけど、締め切りが近くてそうも言えなくなってきた。案外すんなり集中できたのはいいが、締め切りが近くなければこうもいかないのだろう。

  急に神経質な面が出てきて困った。こだわったところで一ミリのズレもなく紙を貼るなど手作業で出来るわけもないのに、なぜだかもう一回やり直したくなってしまう。おそらく、こだわった分だけ「受け入れられるはずだ」と自分の中で信じることができるのだろう。100%を出せば受け入れられるはず、この考え方は、実は危ないのではないか?

  受け入れられるはず、なんてことはある訳もなく、ただ自分が後悔しなくて済むだけだ。それも大切な要素だろうが、自然と主題がすり替わっているのは危険だ。それに、100%を出すための過程で逆に作品の質を下げてしまうことは普通にある。安心のために質を下げるのは本末転倒ではないのか。

  

  安心を得るのはかなり大変だ。そんなものこの世には無いのではないか、と思える時でもその存在を信じ続けるしか方法は無い。安心とはある種の信仰なのだろうか。