出だしで躓く

出だし以外は躓かない

表面だけでも

  毎日書くのが大事、と言われていたのに気づいたら三日くらい平気で空いてしまう。だって、そんなに毎日毎日書くことがない。続けていたらネタを見つけるような視点で世界を見られるようになるよ、らしい。分かっている。分かった瞬間に実践できるという便利な機能はない。

 

  ネタで思い出したけど、先日の飲み会でウーロン茶を盛大にこぼしてしまった時、とっさに「一生ネタにできるやん」と口走った。そういう思考をしていることに驚いたし、ちょっと安心した。本心を隠して笑っていれば本当に笑えるようになるんだな、と思った。

なんでも「フリ」をするのが大事だと聞いたことがある。「形から入る」と同じことかもしれない。その話を聞いたとき「私は一生、健全な人のフリをするんだな」と思った。ここでの「健全」は、自己受容が出来ていて自分一人で満足できていて他者を攻撃しない、という意味だ。そんな人は少ないだろうが、自然とそう育ってきた人もいると確信している。羨む気持ちが強かったけど、実際に思考パターンが変わると分かれば、少しは楽な気持ちで健全な人のフリが出来るだろう。